RENet(リネット)・・・

RENet(リネット)・・・一級建築士と地元専門工事会社がお客様とダイレクトに結びつくリフォームネットワークシステムを目指し、仙台に誕生しました。設計は勿論、ローンの事まで、リフォーム工事の事は何でもお気軽にご相談下さい。地元の専門工事会社との直接契約で、お客様のあらゆるご要望にお応えいたします。私達は専門工事会社の確かな商品と技術で、より快適で安心できる住環境をご提案致します。



2010年5月20日木曜日

ペアガラス(複層ガラス)について

今回のエコポイント制度の中では、「“ガラスを複層化する”とポイントがもらえる」のですが、ガラスを複層化するとは単板ガラスをペアガラスに交換するという事です。
(ちなみに我が宮城県ではガラスを複層化しただけではポイントがもらえません・・・残念です)
では、ペアガラスに交換するメリットは何があるのでしょうか?

ペアガラスサッシって何?

ペアガラス(複層ガラス)は、2枚の単板ガラスの間に「乾燥した空気」を入れたものです。
なぜ乾燥した空気を入れるかと言いますと、水分を含んだ空気ですとガラス間で内部結露を起こしてしまい、ガラスが曇ってしまうからです。曇ってしまっては外が見えなくなりますからね。


ペアガラスの断熱性能を上げる為に、商品によってはその中間層にアルゴンガスを入れたり、中間層を真空にしたりするものもあります。
アルゴンガスは乾燥空気に比べ1.5倍ほども熱を伝えにくく、かつ安全な気体といわれています。

真空は熱を伝えないので、断熱効果は通常のペアガラスの2倍ほどと、更に高性能です。

ペアガラスのメリットは、断熱性が高いこと。

窓周りは壁のように断熱材を入れることもできないので、外の気温をダイレクトに内側に伝えてしまいます。例えば、冬に部屋の中を温めるても窓ガラスの内側が冷たいのは、冷たい外気をそのままガラスを通して内側に伝えているからです。
たった3~5mm(ガラスの厚み)を隔てて、我々は寒い寒い外と面しているいう状況ですね。

ここに、ガラスが2枚と空気層をもったペアガラスをおきますと、ご想像の通り、冷たい空気は室内側に伝わりにくくなります。
それが断熱性能のアップにつながります。

今回の住宅エコポイントは、建物の断熱性能向上が重点となっていますので、ペアガラス交換工事がポイント対象となっているのです。

結露が起こりにくい

外側からの冷たい空気と、内側からの温かい空気が衝突するガラスの表面は結露が起きやすくなります。冷たいジュースの入ったコップを部屋に置いておくとコップの周りが結露するのと一緒ですね。
ペアガラスは中間層があるために冷気が内側に伝わりにくく、室内側で結露が起こりにくい構造になっています。

遮音性能は?

「ペアガラスにすると防音になる?」
たまにお客様から問い合わせをいただきます。
実際にはある周波数の音に対しては遮音効果を発揮しますが、多くのペアガラスサッシは1枚ガラスの窓ガラスと同じ遮音性しかありません。
ガラスは2枚あると共鳴現象をおこしてしまい、1枚のときより音を伝えてしまうことがあるからです。
遮音性が高いのは、前回ご紹介しました、内側に断熱サッシを設置する「二重サッシ」
http://sendai-renet.blogspot.com/2010/05/blog-post.html
という施工方法です。

リフォームには?

現在サッシに単板ガラスをお使いの場合、アタッチメント付のペアガラスですと交換は可能ですが、例えば3mmのガラスを3mm(ガラス)+6mm(空気層)+3mm(ガラス)=12mm厚のペアガラスに交換しますと、全体的な厚みが変わってくるので、窓と網戸がぶつかってしまう可能性があります。

サッシをまるごとペアガラス用サッシに交換してしまうとその不安はなくなりますが、今度は外壁や内壁を壊さなければなりません。

取付状況によって変わってきますので、お問い合わせいただいて現場を確認する必要があります。

お問い合わせは、

→ 石井建硝㈱ 022-288-6944 営業窓口:石井社長
→ ㈲斎藤建築工房 022-221-5386 営業窓口:斎藤社長

0 件のコメント:

コメントを投稿